千葉リーグの結成は、この全日本大学野球選手権大会開催と機を一にしている。
全日本大学野球連盟結成の11年後、全国大会が開催されたその年、千葉リーグは結成された。
東邦大学野球部35年誌の中に、中山隆司氏の言葉として「野球部が出来た昭和24年からすでに千葉工大、順天堂大とよく練習試合をやりました」とあるから、結成数年前には千葉県の新制大学にも野球部が誕生し、千葉大学が中心となり着々と千葉リーグの結成に向けて準備が進められたに違いない。かくして、千葉県大学野球連盟は昭和27年7月11日結成式を迎えたのである。
加盟校は千葉大学(千葉市)、千葉工業大学(津田沼町)、順天堂医大(津田沼町)、東京農大(茂原市)、千葉商科大(市川市)、東邦大(津田沼町)の六大学である。
初代会長には、小池敬止千葉大学長が選ばれ、千葉新聞から優勝旗が寄贈された。
従来からある社会人野球、高校野球と並び、県下野球界に新風を吹き込むべく期待されたのである。
千葉県大学野球50周年記念誌より |